ロシア人はよく、「日本は米国の属国だ」と嫌味を言う。そういう時に言い返すと効く、半分ジョークをここにアップしておく。
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1700年頃、ピョートル大帝はロシアに西欧文明を持ち込んだ。彼は当時の超大国オランダ――オランダの君主オレンジ公は英国王ウィリアム三世を兼ねていたし、オランダの資本は英国国債の半分近くを持っていたとされる――を視察してきたばかり。風力を動力とする産業革命が進行中のオランダで、大きな衝撃を受けたのだろう。
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帰国したピョートルは、貴族が生やしていた長い髭を後進性の象徴と見なし、強制的に切り落とさせた。それ以来、髭の恨みかロシアでは、「西欧派」と「スラブ派」の争いが絶えない。ロシア人はヨーロッパ人なのか、それとも独自の文明を持つ人間なのか、という論争。
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ウクライナ戦争を契機に、「スラブ派」がめっきり力を増している。ロシアを制裁したヨーロッパは捨てて、ロシアの栄光ある独自の文明に戻れ、というわけ。しかしこの「独自の文明」が曲者で、純粋なスラブとか、純粋なロシア文明を探すのが難しいのだ。
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ここで待てよ、と思う。bogatyrという「ロシア語」がある。これは勇者という意味で、昔話でよく使われる単語だ。しかし、どうもロシア語的には響かない。最近、あらためて確認したところでは、これは中世ロシアを支配したモンゴル人が持ち込んだ言葉なのだそうだ。ロシアは今でも、モンゴルの文化的支配の下にある? 日本人もそうだが、自分のルーツを掘っていくと、あまり知りたくなかった(朝鮮半島との関連などの)事実が出てきてしまう。お互い、嫌みを言うのはやめにしよう。




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