先進諸国のポップ音楽が無機質で画一的で過度にテクノ的になっている感じがする。1960年代後半の米国ポップ(Simon&Garfunkel、Joni Mitchell、Carole Kingといった面々)や1980年代日本のCity Pop(大瀧詠一、吉田美奈子、大貫妙子等)のような夢、ロマン、そして洒脱さがない。先進国社会に夢がなくなり、行き場がない感じがするからだろうか?
無機化の代表は、世界中で評判になっているTaylor Smith。セクシーなボディーで踊りまくるから人気があるのだ、としか思えない。音楽には何の工夫も面白みもない。ラップの悪影響なのかもしれない。
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最近、日本のポップで面白いシンガー・ソングライターを見つけた。カネコアヤノ。
1993年横浜生まれ、和光大卒のフツーの女の子出身。叩き上げのシンガー・ソングライター。
筆者の聴いたアルバム名は「祝祭」(CDはWRCA-18)。若い女の子の声で、現代女性の生活感覚を歌う。
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自分の居場所はせいぜいこのくらい、とても金持ちとかチョー幸せにはなれないが、今あるもので自分は満足、ものごとが儚いことはわかっているが、それでも自分の生活、自分の愛は大事なんだ――こういう感じ。
どこか投げやりで、どこか温かくて、という歌い方。メロディーはとてもオリジナル。一曲、「ジェットコースター」という曲から詞を紹介しておこう。歌で聞くと、とてもいい。
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空中ブランコ
西日がさす中
いつまでも他愛ないぼくら
隣に座った知らないこどもの瞳を
忘れられないまま
夜を迎える
星はみえないけれど
君が分かってくれるなら
この街も悪くはないね
触れたい 触れたいな
知りたいと思うのは
可笑しなことじゃないでしょう
分かってはいるけれど




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