(これは2021年6月のコラムですが、今でも通用するので復刻しておきます)
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「中国と欧州を結ぶ鉄路」がよく話題になる。いかにも中世シルクロードの復活であるかのように。
しかし中世も輸送の主は海運だった。中国の泉州あたりにはイスラム商人も多数居住して、中東、アフリカ、ビザンチン方面との貿易を仕切っていた。
陸路のシルクロードは、キャラバンでも数台のトラック程度の輸送能力だから、軽くて高価な商品、つまり絹織物や金属製品、そして宝飾品に集中していたのだ。
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これは今日も変わらない。JETROの資料https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/b88c335d51649295.htmlでは、2017年、中国の全貿易(金額ベース)のうち鉄道で行われているものは、僅か1.1%にしかなっていない。海路が62.8%、空路が18.9%、その他(何だろう? キャラバン? いや石油・天然ガス・パイプラインだ)が17.2%になっている。2020年1~9月には、カザフスタン経由の中欧鉄路(他にもいくつか路線がある)の輸送量は、436万トンにも上っているのだが(2020年9月23日新華社)、それでもこの有様なのだ。
国際貨物の殆どは、海路で運ばれている。そしてその海路は海上の河のようになっていて、その様はヴィジュアルに見ることができる。




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