(これは2023年夏に書いたものですが、その後も事態は変わっていないので、再録しておきます)
.河東哲夫
連日暑い。転ぶと、アスファルトの熱で大やけどを負うそうだ。セミも去年の猛暑で地中の幼虫がやられたのか、今年は全然鳴かない。考えてみると、セミだけではなく、炭酸ガス敵視派もいやに静かだ。コロナですっかりお株を奪われたのだ。スウェーデンのグレタ・トゥンベリ女史もデモをやって地元の警察に捕捉されたのに、西側のメディアはスウェーデン政府を非難しない。
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思うに、地球温暖化が本当に進んでしまった今では、炭酸ガスを規制してももう遅い、ということで、みんな運動目標を見失ってしまったのではないか? それとも、ウクライナ戦争でロシアの石油・ガスを輸入できなくなったEUは、環境問題どころではないのだろうか?
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なぜこういうことを言うのかというと、環境問題は、昔の新旧両キリスト教が、信仰よりも教会の資産、税収の取り合いに血眼になったのと同じく、大学での教職ポストやテレビ出演、全国での講演利権の取り合いとか、利権争いの場と化していて、炭酸ガス犯人派が「温暖化の原因はCO2以外にあり」と主張する者をねじ伏せてきた経緯があるからだ。つまり、そういうえげつないことをしてきた連中が、今黙っているのは無責任ではないかということ。
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地球上では、気温の上下が繰り返されてきた。日本でも「縄文海進」と言って、1万年前ほどの海面は今より5米ほど高かった、つまり気温も高かった(平均気温で1~2度の差)ことになっている。炭酸ガスが気温上昇の原因ならば、その後炭酸ガスの濃度が激減して温度が下がったから海面が下がったはずなのだが、そんなことが自然で起きたとは思えない。
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炭酸ガス犯人派は、「人間は自然を変えることができる」という、ヨーロッパの白人の傲慢さを背景としている。地球の地軸が1度傾いただけで、太陽の黒点が10%増えただけで、人間のしたことの効果など吹っ飛ぶことだろう。
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今の気温上昇は温暖化と言うより、気候の極端化と言うべきだ。夏が暑くなっているのに対して、冬も寒くなっているからだ。これは地球、あるいは太陽に問題があるからだろう。例えば、2020年以来、太陽の黒点数がどんどん増加しているhttps://www.sidc.be/SILSO/ssngraphics。つまり太陽の活動が盛んになっている。黒点数は十年の周期で変動すると言われる。
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電気自動車や「炭酸ガス排出権」の取り引きもどんどんやったらいいと思うが、温暖化対策は炭酸ガス削減一本鎗では駄目だ。熱をエネルギーに換えて空調をまわすような技術の普及、そしてエアコンを買えない人たちへの救済措置、建物の簡易断熱化技術の開発、砂漠化傾向を強める地域への灌漑などグローバルに考えていかないと。
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これまでの地球温暖化の歴史を見る限り、温暖化はどこかで止まっている。太陽に寿命が来て肥大してきているわけでもなく、地球の地軸の傾きが増したわけでもない。今回の温暖化にも限度があるだろう。




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