日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。


この前、地元の西東京市の郷土史についてのセミナーに行ってきました。埼玉とか武蔵野とか秩父は草深き田舎という観念がありますが、古墳はたくさんあるし、古くから帰化人が住み着いて銅を掘って精錬していたし、近世では江戸城建設の漆喰の原料、石灰を青梅方面から運ぶために青梅街道が開かれ、その宿場として田無が発展したし(ひところは映画館が3軒もあったそうで)、一時は今のJR中央線は新宿から田無、府中を通って八王子へと引かれる計画であったのが、蒸気機関車の煤煙を嫌った養蚕農家の反対で吉祥寺、三鷹方面を通ることとなり、田無はさびれたとか、郷土史ではいろいろ面白い話がありました。

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それに加えて面白かったのは、市役所の幹部が言っていたこと。つまり西東京市の市民は、郷土への帰属意識が薄いようだ、住民が自治会に入っている率は19%で、東京都では群を抜いて低い部類に入る、ということでした。

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まあ、仕方がないと思います。私のようなよそ者にしてみると、ここは地価が都心より安いから引っ越してきたに過ぎません。そして以前住んでいた隣の武蔵野市は、今や段違いの文化都市。街路は整備され、市の文化ホールはその催しの多彩さ、頻度、質の高さで、東京都の自治体の中でも群を抜いているでしょう。

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それでも西東京市には、自由学園とか武蔵野大学とか、特色ある教育機関がいくつかありますし、早稲田大学のグラウンドやスケート・リンクまであります。そういうのを一つのコンセプトにしてキャッチ・コピーにすればいいのですが、バラバラのまま。しかも西東京市に統合される前の保谷市、田無市の間には「どちらがより後れているか」という、ねじれた対抗心があって、一方に主導権を取られえることを他方が好まないところがあります。田無は先進地域、私の住む保谷は後発地域と思われているようです。

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それに、市政は多分、江戸時代からの大農家=地主たちが多くを牛耳っているのでしょうが(例えば、どこに新しい道路を通すか決める時など)、そこらへん情報もないし、ゴミ収集の回数は減らされるし、これでは帰属意識はなかなか持てません。

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