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イラン戦争で米国の退潮は決定的に?

イランでトランプは、本当に危ない橋、あるいはもう存在さえしていない橋を渡ろうとしている。

いくつかのポイントをあげてみる。

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1)トランプの言う、イランへの上陸作戦は難しい。大規模陸上兵力をイランの海岸にまで持っていくだけでも、ほぼ無理。強襲揚陸艦がホルムズ海峡を通れば(上陸目標のカーグ島などはペルシャ湾の最奥にある)、陸上からのミサイルで撃沈される。

そして湾岸諸国に米国が築いてきた基地網、レーダー網、早期警戒機AWACSも給油機も、イランからの攻撃でかなり破壊されている。

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2)イスラエル、湾岸諸国の防空ミサイル(Patriot, THAAD)が底をついている。補充分を米国で生産するには数年かかる計算。他方、イランはミサイルをまだ多数もっており、諸方に分散配置している。

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3)トランプはその点を記者に聞かれて、「サウジのサルマン皇太子が俺の尻をなめれば(何とかしてやる)」と答えたらしい(未確認)。サルマン皇太子、そして湾岸諸国はイスラエル、米国に怒っている。イランによる攻撃で彼らのインフラが破壊されて、国の存立基盤が脅かされているのだから。

サルマン皇太子がゼレンスキー・ウクライナ大統領を招聘して、「イランのドローンを撃墜できるウクライナのドローン」を導入することにしたのは、そのため。もはや米国を頼りにしていない。代わってウクライナは、サウジ・湾岸諸国というカネづるを得た

実際ウクライナのドローンは最近になって、ロシアがイランのシャヒード・ミサイルをコピーして大量生産したドローンを毎週数百の単位で撃墜しているのである(この点は重要なのだが、筆者はまだ確認していない。一種大量生産型のロシアは、その一種をウクライナの敏捷な兵器開発でダメにされると、対応に数か月かかるのだ)。

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4)米国は、ロシア、中国、北朝鮮、イランに個別に対処するつもりが、イラン戦争を契機に一つにまとめてしまった。これをベルリン在住のロシア専門家Ben Arisは、CRINK連合と名付ける。

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