日本では自分だけの殻にこもっているのが、一番心地いい。これが個人主義だと、我々は思っています。でも、日本には皆で議論するべきことがまだ沢山あります。そして日本、アジアの将来を、世界中の人々と話し合っていかなければなりません。このブログは、日本語、英語、中国語、ロシア語でディベートができる、世界で唯一のサイトです。世界中のオピニオン・メーカー達との議論をお楽しみください。


大岡越前守と弁護士会館

(これは数年前、メルマガ「文明の万華鏡」に書いたもの。あまり事情は変わっていないだろうから、ここに記録のためにアップしておく)

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この前、イベントに出席するため初めて弁護士会館に行った。初めてなので、これまで前を通り過ぎるだけで入ったこともなかった法曹会館のことなのだろうと思って入って行ったら、なにやら様子が違う。弁護士会館は「あっちの方」なのだそうで、結局地下鉄一駅分を歩く破目になる。今、調べたら、法曹会館というのは、司法関係者の社交のための施設なのだそうで、結婚式場もあるらしい。

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で弁護士会館は、霞が関の官庁街の一角、住所は霞が関1丁目1番地3号ということになっている。東京高裁の隣りにあるので、いかにも自然なロケーションに思えるが、法曹会館とは違って周囲の官庁ビルと同じスタイルの高層ビル。日弁連は行政機関ではない。それどころか、そのサイトには「時には国家権力と対決しなければならない弁護士等を指導・連絡・監督する日弁連が、国家機関の監督下にあれば、健全な司法制度の維持発展は望めません。」と立派なことが書いてある。それが、どうしてこんな行政機関地区のど真ん中に、行政機関のような顔をして鎮座しているのだろう。

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まあそこらへんはむにゃむにゃということなのだろうが、イベントが終わって歩道に出ると、面白い標示板が立っていた。ここは江戸時代、かの名判官、大岡越前守の屋敷があったところだそうで。彼は江戸町奉行。町奉行は今の警視総監+都知事みたいな存在で、大岡越前守は時の将軍吉宗とコンビ。まるで安倍・小池タグ?

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ところで越前守と言うから、てっきり今の福井の人かと思ったら無関係。彼は旗本の出身で、越前守は別に越前大名を意味しない。越前に在勤したことさえない。越前守は一種の称号で、自衛隊の護衛艦に「加賀」とか「いずも」とかの名がついているのと変わらないのだそうだ。

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まあ弁護士会館が官庁街にあったり、越前守が実はただの称号だったり、名と体は違うかもしれないというものが、このあたり随分あるようだった。

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