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プーチンの「砂の器」 不幸な生い立ち

(これは2023年6月に書いたことだが、今でも意味を持っていると思うので、再録しておきます)

                        .河東哲夫

2023年6月10日付のEconomistは面白い記事を掲載している。

プーチンの実の母親はVera Putinaと言って、5月31日ジョージアの寒村で97歳で亡くなったとしている。

彼女はロシアにいた頃、大学のパーティーで知り合った男と一夜過ごしてプーチンを懐妊。その後ジョージアの兵士と結婚して、ジョージアに移住。プーチンは一緒にいたが、9歳の時、Veraの両親のもとに厄介払いされた。ところがこの両親(祖父母)は病身で、プーチンを軍の寮に送り、その後Veraとの音信は途絶えた、というのだ。

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これはまるで松本清張の小説、映画「砂の器」のような可哀そうなロマン。暗い思い出を抱えた男が名声を博すも、追いつめられて殺人を冒すという物語。プーチンが戦争犯罪を犯した廉で、国際刑事裁判所のお尋ね者となっていることと重なる。プーチンという政治家の一生に、ぐっと深みが加わるのだ。

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