この前の昼下がり。駅前のちょっとしたデパートに買い物に出かけた。
すると入り口の前に、あまり洗車してないような、くすんだカーキ色、大型で不細工なジープがでんと鎮座している。何かと思えば、その後ろに野営テントのようなものが張ってあって、自衛隊員募集と書いてあった。
この頃は「自衛隊というのは、どうも軍隊らしい。台湾あたりに送られて死ぬのはいやだ」という認識が広がってきたせいか、自衛隊員の募集はどんどん厳しくなっているらしい、それでも普通の生活の場に出てきて募集できるようになったのだから、国民の自衛隊アレルギーも随分薄れたものだ、ご苦労様という気持ちで見る。
しかし見ると、貼ってある写真は災害救助で出動しているものばかり。一方、ジープの方は車好きの若者を引き付けるために置いてあるのだろう。
実直そうな将校が座って、やってきた若者2人に熱心に説明をしている。それは中学生か高校生とおぼしき女子2名。冷やかしではなく、真剣に説明を聞いている。災害救助に関心があるのかもしれない。自衛隊はそこまで身近になってきた。



