日経朝刊小説と言えば、何やら艶めかしいことで有名。でも、4月9日に連載が終わったばかりの「タイム・アフター・タイム」はそれとはまったく別物の、爽やかで深い読後感を残すものだった。
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久遠愛(くおん)という女の子と尾崎颯(オッソー)という男の子が沖縄の離れ島に駆け落ちするところから、双方離婚を経て40代で再会するところまでを、時と場所をばらばらにしてスイッチ・バックしつつ、その周りの人物、社会情景をリアルに、しつこくなく、描きあげている。それぞれの世代、職種の人物の話し言葉は本当にリアル。そして情感が残る。
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作家は映画「国宝」の原作を書いた吉田修一。「タイム・アフター・タイム」というのは、1983年シンディ・ローパーの曲のタイトル。まあ、いろいろ絡まりあって、一つのタピストリーを作ってる。
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