2010年8月13日
中国ではツゥイッターで掘り下げた世論
北京に長年住んで、社会の様子を書いておられる「ふるまいよしこ」という女性がいるのだが、彼女が村上龍のサイトにhttp://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report4_2008.html隔週で書いている「大陸の風」はめちゃ面白い。
日中双方の大手新聞が作りだす世論、双方についてのイメージはもう、中国の現代社会と乖離が著しいのだそうだ。ブログやツゥイッターでは、日本とは違って唯一自由がある場として、真剣なオピニオンが飛び交っているそうだ。
「日本人はせめて英語ででも、中国に向けて発信してくれないか」「首相が一度でもつぶやいてくれたら、中国人はそれをすぐ翻訳して広めるのだが」「アメリカ大使館はブロガー達を招待して座談してくれるのに、日本大使館はやらない。日本は中国の『未来』を捉えそこなっているのですよ」などなど、切実な言葉が並んでいる。
まあ、彼らだけが中国人だとは思わないし、中国で一朝事あれば、富の配分を求める大衆が殺到するなかで彼らインテリなどはすぐつぶされてしまうのだが、それでも日本人と同じ、あるいはもっと進んだネティズンたちが中国に多数誕生しているのはいいことだよな。
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