2011年2月26日
民主党は自社連合
1990年代半ば、自社連合政権があった。そうなる前は細川政権と羽田政権、つまり小沢一郎率いる新生党と社会党などの連立政権だったのだが、小沢の強引なやり方に反発を強めた社会党が野党自民党に吸い寄せられて、村山政権を作ったのだ。
その頃、得票数が落ちる一方だった自民党は、かつての仇敵・社会党にしがみついて、延命をはかった。だが自民党にしがみつかれて与党化した政党は、いずれも国民の信を失い、最後には歴史から消えて行く。社会党も、社会民主党と民主党に分かれ、消えてしまった。
今起きているのも、基本的には似たことではないか。つまり民主党がかつての新生党・社会党連立政権を一身のうちに実現している。そしてそれが小沢系と非小沢系に分裂して、自民党との間で連結ゲームを展開しているのだ。
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