2008年10月25日
政党の公約違反で集団訴訟でもやったら
朝、犬と散歩していると、政党のポスターが目立つようになった。
具体的に書くとこちらが訴えられかねないからぼかして書くが、多くの政策や公約は大向こうには一時受けても、実際には使えないものが多い。
で、もし政権を取って公約が実現できないと、その政党は「官僚の抵抗」のためにうまくいかなかったとか何とか言って、誰か他のものを悪者に仕立てる。
こんなことの繰り返しでは、国民はいつまでもごまかされているままだろう。
この難しい時代、経済成長を取り戻さなければ、そして予算の使い方や政府の効率を徹底的に見直さなければ(それは本当に難しくて、だからこそ多くの政党も表面的な政策でごまかそうとする)多くの問題は解決できないのだから。
いっそ、政党の公約とかマニフェストの類の実現ぶりを追跡調査して、「これはあまりにひどい」というものがあったら、この政党に投票した人達が集まって集団訴訟でもしたらどうか? 誇大広告とか生産物責任(PL)の発想にもそれは通ずる。
有権者をごまかすのでなく、本当のことをベースに議論しなければ、日本の民主主義はポピュリズムに堕してしまう。
Copyright ©08,10 河東哲夫
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