2007年10月02日
中国江蘇省にロシア製原発が完成
つい最近、江蘇省(つまり南京のあたり)にロシア製の原発工事の第一期が完成し、発電が始まった。日本のマスコミではなぜかあまり取り上げられていないので、書いておく。
日本政府でも、原発技術は日本が世界でも独占的地位を築いたと思っている人が多いが、ロシア製の原発が目と鼻の先の江蘇省に作られたことの意味をもう少し考える必要がある。
ロシアのリア・ノーボスチ通信社によれば、これは田湾原発と言って、99年秋からロシアが工事を開始し、ソ連崩壊後初のロシア製原発を完成させたのだ。事故があってメルトダウンを始めても、地中に沈まないよう特殊な設計をしてあるというから、中国の裏側にあるチリなどは安心していられるという代物である。
今回は2基の工事が完成した。1基当たり出力は中国最大で、年間140億キロワット時の発電能力を有する(2基でか1基でかがよくわからない)。
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