全日空という飛行機、野武士的で好きだった。サービスが押しつけがましくないし。
でもこの頃は国際線でもそうでもないようで、日本の店全般に広がっているマニュアル至上、「テーブルをたたんで下さい」という指示が出て１分以内に実行しないともう、眉毛を釣り上げて寄ってくる。着陸までまだ１０分以上もあってもだ。客自身による判断を認めない。

それだけならまだしも、コーヒーを頼んでもその注文がどこかに「消えて」しまうのではどうしようもない。サービスは、「客の気持がよくなるように」が基本なのに、乗務員にとってはまるでマニュアル、つまり社の意向の方が重要なようだ。学校で校則が厳しかったから、こういうことになってしまったのか？　昔のオープンで野武士的な雰囲気が懐かしい。