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経営学

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2010年7月 2日

企業国際化のために 1 通訳の使い方

早稲田の商科大学院で企業中堅幹部に言っていることから、いくつか。
(講義自体はもっとまとまったものなので、誤解しないでいただきたい)

仕事で通訳を使うとき、次に注意してください。

1.通訳は間違えるときがある。特に通訳が常日頃考えている通念に反することを言うと、まごつき、結局彼、彼女の通念通りに通訳して大変な誤解を起こすことがある。
通訳によってはそれを隠し、フィクションの「通訳」を続けていくこともある。

2.相手に真意が伝わっていないと思ったら、チェックするために簡潔なセンテンスでの質問をいくつかしてみる。

3.以上のような問題を防ぐためには、通訳と事前に30分ほど打ち合わせをしておく。これはmustである。部下に任せるべきではない。
通訳に事案をめぐる状況を説明、自分が言おうと思っていること、成就したいと思っていることを、差し支えない範囲で(と言うのは、通訳が交渉相手側のエージェントである可能性もあるので)説明しておく。

4.常に言語、分野毎の最高の通訳を数名づつプールしておく。派遣会社に依存するべきではない。

5.以上のことをやらなければ、通訳の誤りは結局は自分の誤りなのだということ。通訳をみだりに非難してはいけない。その時はtoo lateなのだ。


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