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経営学

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2017年7月 8日

乗用車がB to Bビジネスになる時

無人運転化が、さかんに話題になっている。どこかに行こうという時、スマホで呼べば無人運転車が家の前まで来てくれる時代がやってくる。都会では、自家用車は必要なくなる。すると何が起きるか?

自動運転車両を沢山持つタクシー会社やハイヤー会社だけが、乗用車の顧客になる。B to Bビジネスになってしまうのだ。

そうなると、一部の金持ち相手は別にして、デザインの差別化は必要なくなるだろう。日本で言えば、タクシー用のあの味気ない四角の旧式車だけが道路を走る――そういう時代がやってくる。

自家用車を買う人が少なくなるので、乗用車生産台数もめっきり落ちる。消費財の中ではいちばん値が張る自動車というものが後退すると、先進工業国のGDPもかなり落ちるだろう。落ちても生活の質はむしろ上がるのだが、GDPが落ちていく過程でデフレ現象が起き、経済が不要に縮小するかもしれない。今からいろいろ考えておかないといけないのではないか?

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