2011年1月28日
池袋の駅でも中国語のアナウンス
新年にいつもの池袋駅を歩いていると(通路での路上生活を始めたわけではないので、念のため)、構内アナウンスがなんと中国語! 英語さえなく、日本語と中国語だけだ。Oh,my god!
われわれ中(高)年にとっては、これまでの「西側」からアジアへの急速なパラダイムの転換は体にひびく。今まで一生懸命、やれ英語だ、やれフランス語だとやってきたのに、それらが意味がないかのように、異質の中国語が急速にはびこってきた。まあ、東池袋界隈は中国からの人たちが多くて、中国書店もある(あるいは、あった?)くらいだから。
でも戦前のことを考えると、同じような感じだったのだろう。西欧、米文明と中国人留学生、革命家達がひとつのるつぼの中でぐつぐつ煮えていたのだろう。
それにしても、ものの本を読むと、辛亥革命には日本人が随分参加しているし、孫文たち中国の革命家は、日本での資金集めに余念がなかった。梅屋庄吉のように資金・兵器を供与した人もかなりいる。一時は日本軍が兵器を供与する寸前までいったようだ。われわれは本当に現代史を知らない。でも知ると、気が疲れるのもまた事実。
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