2013年10月18日
ゴミを放る習慣の復活
この頃、駅のエレベーターや近くのATM、要するに掃除の手があまり及んでいないところで、食べ物の袋や飲み物のカップが床にきたならしく散らばっているのが目に付く。
日本人は礼儀正しい民族だということになっているが、それも仲間内だけのこと、公共の場所もきれいに使うようになったのはつい、この20年ほどのことだろう。路上生活者の集まる上野の公衆トイレも、清潔に使われるようになった。
その前は、たいていの人が、ガムなどちょっとした食品の包み紙はそのまま路上にポイと捨てて愧じなかったものだ。それが戻ってきたのか?
しかし現代のゴミには、何か悪意、恨みの表現を感ずる。社会がどんどんきつくなって、良い仕事にありつけない、そういった格差意識が「ことさらに汚くしてやろう」という気持ちを生んでいるのでないか。
こういうのは外国人のせいにしたいところだが、 監視カメラがあるのだから一度統計でもとってみたら? おそらく大多数は同胞だろう。
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