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世界文明

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2019年9月25日

テレビ ニュースよりテレビ コマーシャルに影響されるロシアの青年

毎日ロシア関係の記事を馬が食うほど読んでいるのだが、時々面白いものがある。この前思わずにやっとしたのは、Paul Gobleという老専門家がアップした次の記事。

――この頃のロシア青年はモノも読まず、テレビ・ニュースも信用しない。ニュースはインターネットですませる。当局が、テレビで国民を洗脳できる時代は終わった。
 と言うか、むしろ逆のことが起きている。国営テレビでさえコマーシャルが時間の20%をも占めるロシアのテレビでは、番組自体よりコマーシャルの方が青年に大きな影響を与えているからだ。
 コマーシャルは自由でオープンな西側の文化が基調となっていて、若者の心をとらえる。それに英語の単語をやたら使うことで、若者もその影響を受け、最近のロシア語には英語がやたら混入している――

なるほど。ロシアのテレビ・コマーシャルはアイデアとユーモア豊富で、本当に面白い。そして基調は、オープンで自由な西側のものの言い方なのだ。何を言われても、何を経験しても、ソ連時代の古い権威主義的な言動に戻ってしまう旧世代が作る本チャンの番組とは違う世界。違う世代。

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