2015年11月22日
ロボットを奴隷にして共産主義社会を実現できるか
ロボットがどんどん発達している。工場は無人化していくだろう。店員やウェイターなどのサービスもロボットに。
ソフト・バンクの店に行って、ロボットの「ペッパー」をからかうのは、本当に楽しい。ペット代わりになる。そして、3Dプリンターは人間の「こんなデザインのものがあったらいい」という夢を、簡単にモノにしてくれる。
すると・・・とつらつら考える。資源の制約さえなければ、生産力は無限。人間の代わりにロボットが働く。人間は勉強しなくても、楽な暮らしができる。共産主義の理想は、「能力に合わせて働き、必要に応じて受け取る」ことなのだが、ロボット社会はそれを越えて、「働かず、欲しいだけ受け取る」ようになるのではないか。
そうなると、社会は好奇心を持ち先へ先へ進みたがるほんの少数の人間以外は、ろくに勉強もせず、退化していく? 気がついたら、人間は、優れた人工頭脳に「ロボットより安価なチープ・レーバー」として使われる羽目になっていたりして。
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