2015年3月12日
世界、世界と言って威張るな世界
明治以来、この地球には日本と「世界」という2種類があって、日本人は「世界に出ないと」いけないのだと強迫観念のように聞かされてきたが、こんな考え方、言い方をする民族はけっこう少ない。というのは、自分たちの国の外にあるのはまた別の国でしかなく、「世界」というまったく別の優れた存在があるわけではないことをよく心得ているからだ。
「世界に出て行く」ではなく、「アメリカに行ってくる」や「ナイジェリアに行ってくる」なのだから、身構えてがきがきになる必要はない。我々より特に優れた存在のところにいくわけではないのだ。もっとも、ばかにしてはいけない。そこのルールや人々を調べもせずに出かけるのは失礼なことだ。
でも鎖国の名残り、この地球を日本とその他の世界に分けるのは、もうやめよう。
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