2013年1月 2日
民主主義は儚いもので
今の先進諸国は民主主義だということになっているけれど、国民一人一人の意見が政治に反映されていると思ったら大間違いだ。そんなことは不可能。なぜなら、一人一人の意見を取り入れたら、右にも左にも進めなくなってしまうからだ。
そして国民の方も、政治を真剣に考えて、責任ある立場で投票する者ばかりではない。むしろ、今日は自民党、明日は民主党に悪態をつき、これを地面に引きずりおろして快感を味わう者、または、「この人ならついていけそう」という感覚でアイドルを選ぶように政治家を選ぶ者の方が多いだろう。
「ついて行く」--まさにそういうことで、自分自身はつめて考える努力を放棄して、「ついていけそう」な政治家に票を投ずる。これは民主主義であるどころか、ファシズムと大同小異なのである。
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