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世界文明

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2012年8月 2日

映画は邦画、音楽はJ Pop の時代

今日、あらためて気が付いたけど、日本人はもう洋画にそれほど共感しないのではないか。
この頃の若者たちの関心は自分たちとその周辺に集中している感じがあって、外国のことまで考える時間も余力もないと言うか。

われわれ団塊の世代とその少しあとくらいまでは、欧米の白人の世界というのが憧れで、映画と言えば洋画、音楽と言えばビートルズという次第だったのが、1980年代後半くらいからだろうか、若者たちは外国に行っても日本にいるのと同じようにふるまうようになり、外国へのコンプレックスがなくなった。

そして今は、映画は邦画、音楽はJ-Popsという時代になっている。経済が良くなった社会では、それからしばらく間をおいて文化の華が咲く。スポンサーが増えるからだろう。日本は今、そういう段階にあるのだろう。

視野が狭くなったなどと言って非難するべきことではない。まず自分を見つめ、深堀りして、それから外国へも必要な限り目を向ける―ーーこれが自然なことなのだ。

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