2015年8月24日
草食系男子 How are they made?
この頃いろいろな企業で、草食系男子についての繰り言を聞く。「ウチをよそもののように考えて、全然親身になってくれへん。働いてくれへん」というところ。上司にも心を開かず、ウザイと思っている様がありあり。何もできないくせに、自分様は優秀なんだと思っている。
これでは、今後、「大企業での終身雇用・年功序列」というキャリア・パスがどんどん崩れ、アメリカ人や中国人が企業にどんどん入り込んでこようという時、そこに草食系がいたら羊のように食べられてしまうだけだ。
なんでこうなったのだろう。なんでこんなにおとなしいんだろう。小学校で公平性を重んじ過ぎて、競争を回避してきたのがこうなった原因だ――と僕は聞かされてきたし、自分でもそう思ってきた。
でも自分が小学校にいた頃どうだったか? 武蔵野市のはずれの公立。やっぱり公平性が一番で、のんきだった。それが5年生になって都心の塾に(日曜だけ)通い始めた時に、世の中は僕にとってひっくり返った。競争というものがあるんだあ、という感じ。その塾で回答の速さと正確さが大事なんだということを叩きこまれ、アホらしいと思いつつも、それ以来ずっと競争の世界に生きている。塾に行かなかったら、僕も今頃草を食んでいたか。
だから草食系男子は光源氏の頃から日本の伝統。日本社会の基盤。サッカーで弱いのも致し方ない。
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