2011年10月 1日
経済学初歩 モノづくりとサービスの間
GDPを生産の面から分析すると、それは農業(第一次産業)、工業(第二次産業)、そしてサービス(第三次産業)から成っている。このうち工業が、われわれ日本人が大事だと思っている製造業、つまりモノ作りのことだ。
でもよく考えてみると、どこに分類していいかわからないモノもいっぱいある。例えばレストランで出てくるスパゲッティ・ミートソース。パスタを湯で茹で、ひき肉を焼いてケチャップやコショウで味をつけて――つまり鉄板にペンキを塗るとか、木にニスを塗って家具にするとかいう手順と変わらないのに、モノづくりの第二次産業ではなく、飲食業だということでおそらくサービス・第三次産業に分類されているのだろう。
この区別、恣意的ですよね。あえて基準を推測すると、無機物を加工すればモノづくり=第二次産業、有機物を加工すると飲食業=第三次産業ということになるのでしょうか?
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