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経済学

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2011年5月19日

日本のサービス産業の生産性は低いのか

「日本のサービス産業の生産性は低い。もっと生産性を高めないと」とよく言われる。
生産性とは売り上げとか利益を従業員の頭数で割ったものだろう。わりと原始的な概念だ。

日曜日、久しぶりにマクドナルドに行って感じたけれど、サービスは完璧だが働いている人数が半端じゃない。アメリカの2倍くらい、雇っている感じがした。気のせいかな。人数も世界共通のマニュアル通りのはずだから。

ドーナツ屋にいくと、これは明らかに日本の方が店員が多い。これは余計な手順が多すぎるから。二重、三重に包む。「サービス・カードはお持ちでしょうか?」と来る。客の方はわずらわしくて仕方ない。アメリカならがさつな袋にナプキンとともに放り込んで、半分放り投げてよこす。一人くらいしか店員がいない店も珍しくない。

だから、日本は客の要求が厳しいから、「生産性が下がる」のだ。でもそれで、客はアメリカでよりはるかに高い水準の満足を得ることができるのだし、沢山のアルバイト学生を雇えるのだから、悪いことはぜんぜんないじゃないか。
でもいちばんいいのは、店員を減らしてもいいから、もっと値段を下げてくれることなのだが。

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