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経済学

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2015年2月 8日

日本の国富は3048兆円 国債はまだまだ大丈夫?

個人や法人が銀行から借金する時、担保には年間所得よりも、家とかの固定資産が使われる。日本では、国債を発行しすぎだという証拠として、「日本のGDP2年分の借越しをしている。もうこれ以上国債を出すと危ない」という数字がよく持ち出される。

しかし国債発行に対する担保はGDP(=日本の年間所得)ではなくて政府資産であるべきなので、それがいくらあるかを財務省のサイトで調べてみるとhttp://www.mof.go.jp/faq/seimu/03.htm、647兆円ということなのだ。国債累積額は1000兆円を超えているので、政府としては確かにもうアウトである。

しかし国民や企業が持っている固定資産を合算してみると(それはいわゆる「国富」と言われる)、2013年末で実に3050兆円あって、これを担保にできれば国債発行上限額などあってなきがごとくなのだ。もちろん、そんなことをしたら国民や企業が怒るだろうが、国際的には日本はギリシャと違うことを示す数字なのだ。つまり、日本政府は外国から借金をせず、国内でカネを借りるだけでまだまだやっていける。

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