2011年12月11日
小国外交のススメ
中国はGDPでもうすぐ、世界一になるだろう。すると日本は米国と中国とロシアという極めつけの大国に挟まれた、サンドイッチの具のようになるPP(日米中相対地図).ppt">。PP(日米中相対地図).ppt
パニくる前に考えてみる。大国に挟まれて分割されてしまったポーランドのような例もあるが、戦後国連ができてそのようなことが起こりにくくなった今は、小国が大国を振りまわす例もある。
例えばベラルーシ、キルギス。彼らはEUとかロシアとかアメリカとか、いろいろな大国が言い寄ってくるのを利用し、それら大国を翻弄しては、すべてから利益を引き出す。
ロシアが天然ガス価格を下げないと見るや、EUにすり寄ったり、EUが人権問題を言いたてるとロシアに譲歩したり、その外交は変幻自在。今日言ったことは、明日になればまた明日の風が吹く。
日本政府がそんなことをやったら、野党はもちろん、与党の中でも「おかしい。昨日はああいう風に言っていたではないか」という声が続出、参議院では問責決議のオン・パレードで、政府はとてもやっていけまい。小国外交もできない、大国としての外交もできない。ならば日本はいったいどうすればいい?
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/1994