2010年12月 9日
洗脳兵器が配備される日
人間の間で誤解というのはなくならない。国と国の間もそうで、いくら文化交流とかパブリック・ディプロマシーとかやっても、その効果の程は知れている。いや、違う国の国民同士の間で誤解がなくなってしまったら、仕事がなくなってしまう者の数は多かろう。このブログも。
などと閑なことを考えていた今日の朝、ふと恐ろしい可能性に考え及んだ。
――日本国の頭上にX国の人工衛星がやってきて、ある夜上空からきんきんきんきんと電波を日本全土に発する。次の朝、日本人が起きてみると、これまで嫌いだったX国のことをみんな好きになり、信頼しているではないか、これは一体全体どうしたことか――というストーリー。洗脳兵器ができるのだ。
ここまで考えて、いやこれはテレビと同じだ、どこがいったい違うのだと思ったが、洗脳兵器というのは頭脳の内部を化学反応ですっかり変えてしまうのです。頭脳エンジニアリングとか言って。
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