2010年8月11日
検定の流行――ならば政治家にも
この頃はやたらなんでも「検定」ばやり。どこかの誰かが、「これは『検定』です」と言って出題すると、それが即、検定になってしまう不可思議さ。こりゃ、検定の検定でも作ってもらわないと、信用できる検定はどれなのかわからない。
この頃家を買うと、姉歯事件のあおりでやたら当局の規制が厳しく、土台から工法まで耐震仕様をしっかりさせる。だから、安心して買えるそうだ。
検定、規制・・・本当におかげさまで安心してモノが買えるというもの。
ところがこの世には、まだ検定も規制も受けていない、ものすごくリスクの高い買い物が残っていた。それは政治家。官僚ならあれこれ非難されてはいるが、その知識、能力は公務員試験で折り紙つき。一応面接で性格まで審査される(だいたい誤魔化してはいるが)。
ところが政治家ときたら、人気投票だけ。今や国会議員は国家から多額の予算をもらっていて、公務員とその境遇はあまり違わないのに、まるで選民のごとく、その資質は検定されていない。投票は検定と同じ効果を持つかと言えば、そんなことは全然なくて、われわれは選挙のときはいつもだまされる。
国会議員立候補者にも検定試験・性格試験のようなものをやってもらおうではないか。国会議員がお手盛りで始める前に、どこかNPOでもよく考えた検定を始めてほしい。これを受けていない立候補者は、インターネットで日本中に知らせるべきだ。
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