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政治学

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2013年6月22日

都議会は必要なのか?

明日は都議会選挙。いったい何がどうなっているのか全然知らない。
だいたい東京「都」というものが必要なのかどうか、日本政府がある御膝元にもう一つ、その御膝元を統治する政府が必要な理由がわからない。

と思って、東京都の予算(一般歳出だけで約5兆円もある)を初めて調べてみると、これが結構いいことをやっている。ただ、一つ一つの項目の予算がせこいのではないかと思われるが。http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/yosan/25nendo_yosannogaiyou_genan.pdf#search='%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%80%81%E4%BA%88%E7%AE%97'

まあ、やはり都道府県単位でやるのに適した事業というのがあるのだろう。教育行政、警察がその代表的なもの。更に通勤電車の高架化なども、そうだろう。すると、都知事や都庁が必要なのも少しはわかる(それにしても、都庁を囲む建物の多くの施設は、閉鎖中とか修理中とかで閑古鳥が鳴いているのはどうしてだろう? 石原知事一人目立っていたが)

しかし都議会となると、本当にわからない。政党に分かれて喧々諤々やっているようだが、そんなことをやって意味はあるのか? そして日常いちばん見えないのは都議会議員だ。見えないのは、都全体が選挙区になっているせいかと思って調べてみたら、なんと各区や市が選挙区になっているではないか。ならば、もっと日常活動やればいいし、都議会での審議のもようももっと広報して欲しい。月に一度か何か、新聞に都議会の活動報告がはさんであるが、役人の書いた毒にも薬にもならない、かと言ってちり紙交換にも薄すぎる代物だ。

と思ってインターネットを検索すると、ある、ある、都議会の質疑のビデオをhttp://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/で、いやになるほど見ることができるのだ。で、初めて見てみたら、「猪瀬知事に憲法96条改正についての意見・・・」云々という質問だったので切ってしまった。都議会は、国政のことを議論しちゃいけないというわけではないが、それは仕事なのか?

というわけで、都議会選挙というのは、多くの市民には、特定の層に属する人たちの4年に1度の就活にしか見えない。参院選の結果を占う重要な選挙だ、などと言われても、それは都議会の存在理由じゃないだろう。都議会が国政の政党をそのまま反映しているのがおかしいし、参院選の結果を占うなら、世論調査をすれば十分ではないか。

とは言え、面白そうだから、冷やかしに投票に行ってみようか。

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