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政治学

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2013年9月21日

白けと資金の海外流出

知人に聞く話だと、小金持ちや事業主の間では「官」(と言うか、税金やその他の負担)に対する不満、政府の経済政策に対する不信と無関心が広がっていて、彼らはHSBC(香港上海銀行)やUBS(スイスの大銀行)のサービスを使って資金や資産を海外に持ち出しているのだそうだ。そう言えば、その手の広告(プライベート・バンキングとか)が最近多いですよね。

今日、資本収支統計を見てみたけれど、それらしい形跡を裏付けることはできなかった。でも、知人が言っている話は本当だろう。日本人が社会全体や国のことを考えた時代は終わりつつあるようだ。ロシアや中南米のように、金持ちは「海外へ資本を逃避」させてしまう。

非難したくなるところだが、大変な思いで稼ぐと白い眼で見られて大枚の税金を取り上げられたり、経済の病気の根本原因を診断せずに、やたらカネのかかる薬ばかり飲ませるような政府がいるようではたまらないといったところなのだろう。そう言えば、僕も年金の半分弱は税金や社会保障費支払いで消えてしまう。でも残りを海外へ「逃避」させたら、日本で飯の食い上げになってしまう。

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