2010年12月 5日
市議会で仕分け? それより市議会を仕分けろ
僕の地元の×××市では市議会選挙(今日だったのか?)。
駅前で候補が街頭演説。しきりに「仕分けをやります、仕分けをやります」と叫んでいる。
遅めの流行。もうみんな、仕分けがみせかけだけのものであることはわかってしまったというのに。
財務担当者が公開処刑の犠牲として差し出す、「身寄りのない」(有力な議員や強力な圧力団体の後ろ盾のない)予算のクビを切る儀式。それも切っても、あとで別の名前で生き返るのだから始末が悪い。
だから、そんなことで票を集めようとしても無駄。まず市議会自身を仕分けしては? 市議会とやらにどれだけの御利益があるのか、こちらには全然わからない。それも、意味もなく政党に分かれて争ったりして。選挙の時は騒ぐが、普段は保育園が足らなくても何も手を打たず、健康保険料は高いまま。車の保険では、無事故なら次の年の料金は安くなるのに、健康保険ときたら使わなくても料金だけはがっぽりと取っていく。そして新しい市道は、有力農家の地価を高めるところに作られるのだ。
仕分けと言うが、仕分けは本来、市議会の仕事だろう。それを議会の外に少しばかり持ち出して、それで票を稼ごうというのは、邪道だ。そんなことなら市議会は不要。仕分けというのは裁判で言えば裁判員のような仕事だから、固定給はいらないはずだ。市議会議員をボランティア制にして(アメリカの一部の州では、地方議会の議員は無給、ボランティアがやっている)、浮いた給料を新しい保育園の保母に回した方がよほど意味がある。
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