2010年8月23日
言葉尻をとらえて決めつけるのが論戦じゃない
「構想日本」というNPOが以前から「仕分け」の本家本元をやっているのだが、この前そこのメルマガを見ていたら、ある女性がこんな趣旨を投書していた。
「この前、『構想日本』主催の地方自治体予算仕分けを傍聴しました。去年の政府予算仕分けのような面白さと興奮を期待して行ったので、最初は裏切られた感じがしました。でも聞いているうちに、こちらの方が本当の仕分けなんだという気がしてきたのです。
政府予算の仕分けは、決めつけたり、イエスかノーかで迫ってみせたり、言葉尻をとらえてことさら非難したり、それだけではなかったかーーそういう気がしてきたのです」
賛成! 権力交代、利権奪取のため、そこらじゅうに「敵」というレッテルを貼って、竹やりでつっつくようなショーはもういい。それでは思考停止だ。
レッテルより事実をじっくり集め、比べ、意味を考え、対策を考え、正面から議論しよう。
自分の不勉強を隠すために相手に不当なレッテルを貼って葬り去ることは、社会に損失をもたらすものだから、刑事罰に値すると思う。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/1172