2010年6月 2日
政治家についての「消費者レポート」を
昔、と言っても50年ほど前、日本で消費社会が盛り上がりつつあったとき、アイロンとか冷蔵庫とかテレビとか、新製品が出ると徹底的に使いまわして検査し、使いやすさ、もちのよさをレポートしていた雑誌があった(こちら高齢のため、名前を失念。すみません。いや思い出した。「暮らしの手帖」だ)。
同じころ、アメリカでも同じようなのがあって、これはconsumers' reportとかいう名で絶大な威力を持っていた。ここでバツをつけられると、もう売れなくなった。大きな買い物のときには、いつも事前に読んでからでかけたものだ。
同じようなことを、政治家についてもできないものか? 今時の政治家は、一度選挙されると千年万年にわたって国を支配できるつもりでいるようなので、選挙のような数年に一度の審査だけではなく、常日頃その言動を監視する機能が必要だろう。
こういうのは、インターネットで既に始まっているが、どうやって党派性を排除するかが問題だ。そして根拠のない誹謗をスクリーニングする機能も必要だ。引退した政治部記者たちが仲間を募ってインターネットで始めては?
賄賂を絶対遮断して。そして、主宰者は黒子で。主宰者が英雄になると、consumers' reportを主宰したラルフ・ネーダーが大統領選に出てひんしゅくをくらったようなことになるからだ。僕は広告受付係り。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/1039
コメント
よいアイデアですね。さらに前総理の発言から得た教訓として、個々の政治家の主な発言を時系列で記録することも必要だと思います。小学生の「ああいう大人にはなりたくない」のランキングNo1になったとか。理由は言うことがころころ変わって信用できないというもの。いやはや情けない話だと思いますが、現実は直視しなければなりませんので。