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政治学

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2017年9月 9日

ひたすら従順を装わないと  と思っている日本の若者

最近、あるセミナーに出ていて、「ああ、そうか」と思った発言があった。
というのは、「今の日本の若者は、いろいろなこと、いろいろな概念、自由とか民主主義とか、言われたら、はあ、そうですかと一応言っておく。『そんなこと言ったって実際は...』とか、『そんなこと実際はお偉方のためだけでは?』などと聞いてはいけない。それは口答え。『意味』を問うことは反社会的な行動、と思っている」ということなのだ。

学園紛争の時代に大学生活を送り、この社会には「支配階級」がいて、いつも悪いことを考え、我々を搾取している、と刷り込まれていた僕たち団塊世代には、こういう「意味を問うてはならぬ」という順応社会は想像を絶する(もっとも、学園紛争の時代には、「支配階級なんているのか?」などという問いはタブーで、僕らは反政府的思潮に順応していただけかもしれない)。

僕は中学、高校をリベラルな私学で過ごしたので知らないが、多分こういう締め付けは中学、高校の頃からきつくなっているのだろう。それに数年前までの就職氷河時代が輪をかけて、表面だけ従順、いったん就職すれば会社の業績など二の次。自分の「権利」を守って休暇をがっちり取る。そういった、ソ連社会主義の時代のロシア人みたいな人間がゾンビみたいに徘徊しているのだ。

自分の安寧のことしか考えない人間、ものの意味を深く考えようとしない人間――これはポピュリズムの域を超えて、ファシズムの温床。さしずめ、安倍政権の変わり目あたりが危ない。例えば都民ファーストの党の議員は、議会で小池知事礼賛から質問を始めると新聞に書いてあった。そういった風潮が危ないのだ。

コメント

投稿者: 横田 | 2017年9月13日 09:39

お礼 トートバッグの語源や諸々
内容を知ることが出来て小さなトゲが抜けた感じです。納得そーでしたか! いつぞや辞書には見当たらずでしたので。時代につれて日本語の創語変化や多岐の視点、  次のUPを心待ちです

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