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政治学

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2014年5月10日

発言の真意をさぐる のが好きな日本のマスコミ

4月の末にオバマ大統領がやってきて、「尖閣は日米安保の範囲」と言った一方で「尖閣の主権の問題には米国は触らない」という趣旨を言った。

これでまた日本のマスコミは「オバマ大統領発言の真意は?」ということで独り相撲をとっては、オバマを礼賛したり、けなしたり、忙しいことだ。

米国が日本防衛に真剣でなければ、米国をすべて捨てるのか? それに代わってどうすると言うのか? まるで旦那の顔色をいつもうかがって、「あの人は私を捨てるつもりじゃないだろか」と狼狽している妾のようだ。

日本は妾よりは実力がある。自衛隊の戦力には大きなものがあるし、日本が入らなければTPPも迫力がぜんぜんなくなる。アメリカは同盟国日本を失い、日本の政治・経済・軍事力と提携ができなくなると、東アジアでの地歩を大きく後退させる。

だから妾視線で米国を見るのはもうやめて、正々堂々とチームを組んでやっていけばいいではないか。日本が大事なチーム・メートになればなるほど、アメリカ人も自然に日本を守ろうとする気持ちが起きるだろう。そして日本も、日本の周辺では米国を守る。そして、「大統領の発言の真意」を探るのはもうやめにしたい。

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