2013年8月29日
安倍政権の官僚の使い方
小泉政権の頃からだと思うが、「政治家主導」という言葉の意味がどんどん過激化して、民主党政権の時代など、官僚を追い出して、国会議員が官僚の代わりになるのが「政治家主導」だ、ということになってしまった。
こうなると民主党はポピュリズムのドツボにはまって、何か悪いことが起こると、まず自分達が矢面に立つことになってしまった。
選挙運動で忙しい政治家が複雑な日々の行政を全部できるはずもないので、そこは官僚をうまく使えるのがプロの政治家、本当の「政治家主導」なのだ。
今の安倍政権は消費税引き上げ、集団安全保障など大きな問題について、「まず諮問委で検討していただいて、それから」という姿勢が基本。鳩山総理が普天間移転問題であれこれマスコミの質問に「誠実に」答えるうちに、すっかり迷路に入り込んでしまったような失敗は犯していない。
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