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2012年1月10日

プルトニウム リチウムと原爆 水爆

原発は、新設が止まればいつかはなくなる計算だ。
それでいいのだと思っていたが、あることを忘れていた。原発をなくすのならば、高速増殖炉もやめるのだろうが、そうなるとこれまで日本がため込んだ大量のプルトニウムを持ち続けることは許されなくなるだろう。非核保有国の中では唯一、大量のプルトニウム(核爆弾を作る材料になる)の保有を認められていたのが、そうではなくなるということだ。何度も書いているように、原発放棄は原爆保有というオプションを放棄することでもあるのだ。

それとは無関係なのだが、水爆はリチウムを材料にして作るという記事を偶然見て、もしやと思った。中国がリチウムの輸出を急に制限し始めて、それは日本からの投資を促しリチウム電池製造などの技術を習得するためだ、という見方がもっぱらなのだが、もしかして、これは軍が水爆を増産するため輸出にストップをかけたのが真因なのではないか、ということだ。2008年の四川大地震で、地下に貯蔵していた水爆がダメージを受けたのかもしれない。軍でなければ、輸出という儲かる行為を止める力をもったところはないだろう。

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