2011年4月23日
誰か教えてください――長尺レール
駅でロング・レールが設置を待って横たわっているのを見て、2つ疑問が湧いてきました。どなたか教えてください。
1.電車が現に使っているレールはどうして錆びないのか? 横に積んである使っていないレールには、新品でもすぐ赤錆びがつくのに。
2.ロング・レールはどうやって設置場所に運んでくるのか? 製鉄所から直接貨車に積んでくるとしても、途中でカーブがあるとロング・レールは軌道から大きくはみ出して、何かにぶつかってしまうだろう。
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コメント
<1について>
レールは、車輪に触れる部分については、日々、
こすれて磨耗していきますので、さびが出なくなります。
車輪は、レールの上にちょこんと乗っかるかたちではなく、
レールをつかむ(サイドからもおさえる)ようなかたちで
動いていきますので、結果としてこすれる部分もそれなり
に多く、見た目として、あまりさびていないようにうつる
のだと思います。
<2について>
25メートル前後のレール(電車1両よりもちょっと長い
くらい)を、現地で直接溶接し、ロングレールにして
いきます。
レールというのは「曲げられ」るので、カーブ等に
ついても、その場で曲げて調整していきます。
こんなご回答でよろしかったでしょうか?
(有難うございます。それでもわからないのは、レールの両脇(エ字形の縦棒にあたるところの両脇)までが錆びていないことです。油を塗っているとしか思えないのですが。
カーブで疑問だったのは、30メートル以上もの直線レールは運搬途中にカーブにさしかかると横に大きくはみ出して電柱などを倒してしまうのではないかということでした。運んだ地点で更に溶接するというならわかります。
河東)
油を塗るなどの、特段のメンテナンスは
していません。
つまり、「実際の線路として使用されて
いるかどうか」という違いしかないので、
やはり、線路として機能しているレールは、
さびが発生しにくい環境にあると判断せざる
をえません。
(実際には、よく見るとさびてたりする
部分もありますし)
電車の車両についても、普通に線路を走って
いるわけですので、その長さとそれほど変わ
らないレールが、工場から専用の運搬台車で
線路を走ってきても、まったく心配には
及ばずということで、あとはその場で溶接、
という段取りです。