2011年4月10日
これからは日本も自家用機・特別回線の時代
東日本大地震のとき、東電の会長は北京、社長は関西にいて、電話はつながらないわ、交通機関は途絶するわで、本社に駆け付けるのが遅くなったと報道されている。
こういう時、欧米の大企業なら社長以上は自家用機で動き回っているから、直ちに帰ることができる(もっともあの地震のときは東北・関東の空港が軒並み閉鎖になって、世界中の定期便は燃料ももうない中、日本に着陸する空港を奪い合ったらしいが)。
諸国の警察や諜報機関のように独自の電話回線を持っていれば、本社との連絡が途絶えることもないだろう。
日本では、贅沢を嫌う雰囲気が強いから、どうしても一般のインフラを使ってしまう。また日本のインフラは平時には抜群に正確だから。でもこれからは特権ということではなく、当然の危機体制として、自家用機や特別回線の使用を増やさないといけないのでは?
ところで関係ないけど、あの地震のとき、僕の使っているソフト・バンクの携帯は、振っても叩いてもいつまでたってもつながらなかった。目の前でauとかDocomoとか使って通話している人たちがいるというのにね。たまたまかと思ったら、週刊誌によればそれはソフト・バンクの携帯に共通した問題だったようで。こちらも特別回線が必要か?
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