2011年3月20日
他人の話を聞かない青年
今回、停電で電車のダイヤが乱れたときの話。
長蛇の列にならんで待っていると、駅員が現状をよくアナウンスしてくれる。よく聞いていないと重要な情報を逃がすので耳をそばだてるのだが、隣の青年二人がぺちゃくちゃ「何々なんですよ」「何々なんですよね」といった類の、推測でしかない「身内の情報」、「身内の見方」の交換と解釈にいそしんでいて、うるさくて仕方ない。身内の情報の方が正確だと思っているのだな。あるいは大学で教師の言うことを聞いていない癖が、ここでも出ているのか?
だが昔、ベトナム戦争に行ったことのあるアメリカの友人が言っていた。「戦場での指示をちゃんと聞いて理解しているかどうかは、生死を分ける。俺はちゃんと聞いていたが、いい加減にしていた連中は戦死した」
周囲をなめるのはいいが、他人まで巻き込まないでね。
(あるいは、こういう人間は、ある日消費税が上がったとき、叫び出す。「なに! こんなこと俺は聞いてない!」 自分が聴いていなかったのが、悪いのに。 そして選挙があると、野党に投票するのだ。「ちゃんと聴かない」ということは、民主主義を機能不全とする)
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