2009年12月25日
日米同盟の問題は、自分達の統治力をどこまで信ずるか、という問題ではないか?
そのうち詳しく書くつもりだが、日米同盟を廃棄するかどうかの問題は、日本の政治家・官僚がどこまで日本を正しい方向にいつも導くことができるかどうか、日本の社会がかつて満州事変に喝采を送って軍部をつけ上がらせてしまったようなことをしないかどうか、という問題にかかってくる。
別の言葉で言えば、日本は、日本人は、近代が発明した「国民国家」という恐ろしい戦争マシーンを正しく操縦できるのか、ということだ。僕には、それはできないように思える。戦前、あれだけ無残に転んだ体質は、まだ完全に残っている。
それに、この半年だけでもこれだけ迷走した今の政権に、戦争と平和の問題、国民全員の命の問題を委ねる気がするだろうか?
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