2009年7月16日
中国人のビジネスもこの頃は契約精神
きのう、ある日本人のビジネスマン(観光業)に聞いたのだが、この頃中国で何かやろうとすると、中国の会社はすぐ契約書を結ぼう、と言うのだそうだ。結ぶと、それで話はまとまる。てっとり早い。
以前は、地元のお偉方がうんと言うかどうかですべてが決まったが、今は企業が自分で決められるようだ。
僕の知っている中国の青年も、自分でヴェンチャー・ビジネスをやっていて、マインドは自由・独立だ。これは、中国での良い変化。
だがこれとは別に、中国の大企業はまだ役人、特に共産党官僚の指導下にあるところが多いのだろうと思う。企業を役人に運営させたらおしまいだ。役人は、企業で「大過なく」過ごせば別のポストへ昇進していける。利益を増やすことより、体裁を繕うこと、手続きを墨守することが主になりがちだ。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/791