2024年1月18日
若者と西欧の距離感
この前、孫たちを「くるみ割り人形」に連れて行った。我々年長の「教養主義」世代にとって、西欧発祥のバレーは仰ぎ見るもの、「学ぶ」ものだった。
ところが若い観客の反応を見ていると、「誰々ちゃんが、何々の役やってるのよ」というノリで、西欧文化は自分たちの文化として消化されている。彼らはスポーツでも文化でも、参加意識、「自分でやってみる」意識が強い。
彼等にとって、外国の文化はもう「自分たちの」文化なのだ。いいことだ。だから、教養主義世代が書いた本は売れないのだが。
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