2019年11月 4日
ウィーンの音は空気と溶け合う
地元の自由学園で、元ウィーン・フィルのコンマス等、ウィーンの音楽家たちが室内楽コンサートを開いてくれた。
それにしても、もう旧時代なのかもしれないが、彼らの奏でる弦楽器の音がまろやかなこと。今の時代、うまいといってもてはやされる弦楽四重奏団たちの音が空気を鋭く切り裂くとすれば、ウィーンの彼らは空気と溶け合い、空気を共振させる感じ。ソフト・フォーカスな音楽。
おかしかったのは、彼らが日本の演歌もやったこと。大真面目に「天城越え」をやる姿は微笑ましかった。
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