2018年6月10日
ピリスとヤマハのピアノ
今日テレビで、マリア・ジョー・ピリスとブロムシュテットのN響がベートーベンのピアノ協奏曲第4番を演奏しているのに出くわした。僕の一番好きな曲の一つ。そしてこの演奏者の組み合わせがたまらない。ピアニストと指揮者の年齢を合わせると160才程度。だから少しテンポはもたつくが、滋味といったらこの上ない。
そして驚いたのが、澄んで伸びる音を出すピアノがYAMAHAであったことだ。古くはリヒテルがヤマハを愛用していたが、わりと平板でつぶれた音に聞こえた当時のヤマハは、僕は好きになれなかった。ところが今は、スタインウェー程きんきんしない、控えめながらも音楽的な。
これを、音楽性を重んずるピリスが選んでくれたことに感激。河合もいいピアノなのだが。
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