2016年12月12日
トランプのツィッター外交に中国はめろめろ
台湾の蔡総統がトランプ氏に電話したのを、中国が咎めた。するとトランプは、「じゃあ、中国は南シナ海を埋め立てることについて了解をとったのか?」とツイッター。これは、通常の外交のやりかたではない。切った張ったの喧嘩言葉。Aでなじられたら、それには正面から答えず、Bという、相手にとって最も痛いところで反撃するやり方だ。相手はおたおたしてしまう。
これは、中国共産党のしゃちほこばった外交ではなかなか対応が難しい。理詰めでお堅いオバマに対しては、中国共産党のプロパガンダは非常に有効だったけれど、理詰めでない、どこから矢が飛んでくるかわからない、しかもツイッターという、米国大統領のメッセージが中国の大衆にじかに届いてしまう(中国当局がいくら妨害してもだ)道具があるこの時代、中国政府が国民に知らせないで来たことも全てトランプのツイッターを通じて知られてしまう。
ひょっとして中国は、国際的にも国内的にも、トランプのツイッターに安定を乱されてしっちゃかめっちゃかになってしまうかも。加油中国領導各位。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.japan-world-trends.com/cgi-bin/mtja/mt-tb.cgi/3315