2016年9月23日
ワーグナーは紙芝居音楽か
きざったらしいが、この頃ワーグナーが鼻についてきた。つまらないという感じ。
考えてみると、貧弱なメロディー・ラインが直線に進む上に、ごてごてといろいろな効果音をくっつけているだけ、という感じ。基本的にはものすごく単調で、何かが足りない。何が足りないのだろう? Imagination? 本当の意味での豊かな対位法?
昔、モスクワの僕の家に来られた作曲家の團伊玖磨さんが言った。「河東さん、ワーグナーは所詮紙芝居の映画みたいなもの。でもいいんですよね」
これは一般論。ワーグナーの楽劇の全部がこう、というわけではない。
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